障害者就労支援大手のLITALICOは、以前は企業に障害者を紹介し人材紹介料を収益としていました。しかし、このビジネスモデルでは顧客企業のニーズが最優先され、軽度の障害者しか就職することが出来ませんでした。
ピボット前のビジネスモデル

ピボット後のビジネスモデル
現在は障害者に有料の就労支援サービスを提供し、料金の1割を利用者から、9割を国や地方自治体の補助金から収益を上げています。これによって顧客セグメントが変わり、今までは就職が難しかった障害者にも就労の機会が広がっています。また、採用決定後の定着フォロー活動によって長期的な社会保障費の削減にもつながっています。この結果、企業を顧客としていた時には難しかった全国展開も実現しています。
